
この記事からこのようなことがわかります。
- 「ひな祭り」の行事食がわかります
- ・各家庭で簡単に作れる縁起食がわかる
- ・レシピもあるからすぐに作れます
どの食事も伝統的な行事や考えに基づいて作られています。便利で簡単だから作るのではなく、食材1つ1つに意味があります。一度知ると一生使える知恵になります!
それではいってみましょう!
Contents
ひな祭りの行事食には何がある?
ひな祭りに頂く食事には、
- ちらし寿司
- 二枚貝(例:はまぐり)のお吸い物
- ひし餅
- 白酒
- ひなあられ
があります。
食事として頂くちらし寿司とお吸い物は海のものが多いです。それは昔、ひな祭りの頃(旧暦4月)海や川などの水辺で邪気を祓う習慣があったためと考えられています。
冬から春にかけては季節の変わり目です。このような時には、邪気が入り災いをもたらす、そして特に子供には邪気が付きやすいとも考えられていました。
ちらし寿司
ひな祭りのちらし寿司には、縁起の良いものが使われます。
- えび
- れんこん
- 豆
- みつば
- 人参
- 卵
- 桜でんぶ
- たけのこ
縁起のよいえび・れんこん・豆にはどのような意味があるか見ていきましょう。
えび
「海の老」と書いたり、長いひげ・熱を加えると丸くなることから老人に例えられます。えびのように腰が曲がるまで健康で長生きできますように、という願いがあります。
おせち料理にエビが入っているのは同じ意味ですね。
ナイスなポイント
それに赤色は邪気をはらうという意味もあるので、見た目が鮮やかになる上に実用的!大活躍なエビです。
レンコン
れんこんには2つの意味があります。
1つ目は、複数の穴が開いていることから「将来に対して見通しが良い」こと。
2つ目は、れんこんなど最後に「ん」がつくと運がつく縁起もの食材とされていること。
「にんじん」も「ん」が付くので縁起ものですね。
れんこんの蓮の花は仏教上「極楽浄土にふさわしい花」なので神聖なものとされいます。味や食感を楽しむだけでなく、意味も考えるとパワーがみなぎります
豆
「まめ」は意味的にも忠実でもあるように、勤勉に働き、丈夫で元気に健康に暮らせるという意味があります。
ちいさいお子さんが好きな豆でいうと、枝豆が人気です。鮮やかになるのでちらし寿司に入れるとかわいくなります。
ちなみに、節分にも豆を使いますが鬼の目(魔の目”マメ”)に豆を投げつけて魔を滅する(魔滅”マメ”)に通じるようです。

他にもみつばやたけのこなど、春を感じる食べ物を入れると、
- おいしく
- きれいな
ちらし寿司になりますね。
はまぐり等の二枚貝のお吸い物
ひな祭りの伝統食の1つ、二枚貝のお吸い物にも意味があり、出し方には注意が必要です。
二枚貝のお吸い物
はまぐりに限らず、2枚貝は、ぱかっと開いた貝殻しかあいません。例えば、右側を別の貝にすりかえて合わそうとしても絶対にできません。
そのため、二枚貝はぴったり合う相性のいい結婚相手に出逢えてよい夫婦関係を築けるようにという願いが込められています。
出し方について
写真にあるように、1つの貝に、具を2つ入れて出します。
要するに、相性のいい1つの貝に2人が入っているということを意味しているわけです。
お吸い物でなくてもOK!お祝いするお子さんがパスタ好きならパスタでも、オムライスでも!

平安時代には、ぴったり合う貝を探す、貝合わせというゲームもありましたよ!
気を付けよう
二枚貝には、ウイルスなどもいるので、しっかり火を通し、小さすぎるお子さんには与えないなど判断されることをオススメします。
菱餅の色の秘密についてはこちらで詳しく書いています。
どんな料理が定番?
行事食の食事の定番メニューはこちらです。
- ちらし寿司
- はまぐりのお吸い物
- 子どもに甘酒、大人用に白酒
他にもキャラ弁のように小さいお子さんならアンパンマンのキャラクターを作ってみたり、ピカチューを作ってみたりと楽しいイベントになっています。
あとはデザートに色に縁起がこもったひなあられもいいですね。
オススメの献立を紹介!
COOKPADにもたくさんの作り方がありましたが、私のお気に入りのレシピを紹介します。

「前日から準備は時間がない!」という方はちらも便利です!

ひな祭りの行事食のまとめ
ひな祭りには、ちらし寿司や手巻き寿司自体が献立として人気だけでなく、具材1つ1つに、子供の成長を願う気持ちが詰まっているのですね。
おせち料理も同様に、献立だけじゃなく具材の意味も一緒に伝えていきたいですね。

ステキなひな祭りになりますように。