着物の着付けをスムーズにしてもらうためにはいくつかポイントがあります。ただ料金が高ければいいものではありません。なぜ高くなるのか、自分で安くできる方法はないか?など以下のチェックリストを見ながらピッタリの着付け師さんを見つけましょう。
こちらの記事では着付けの基本的なことを書いています。お店や着付け師さんを選ぶ前に知っておくと情報が整理されるのでお店選びが楽になりますよ。
Contents
着物の着付け料金は? ホテル>美容院>フリーランス>母
- 美容室での着付け料金:8,000~15,000円
- 出張着物:6,000円~12,000円(交通費別が多い)
- ホテルの着付け:10,000円~
- お母さんなど身内:た0円^^
最近ではフリーランスの着付け師さんがたくさんいます。年齢層も幅広く時期や金額があえばお得に利用することができます。こちらは派遣サービスではなくマッチングサイトなのでかなり手軽です。
自宅などの希望先に来てくれる方がほとんどなので抵抗がない方にはオススメです。

着付け料金を安くする3つのポイント!
1、着物は持ち込む方が安くすむ
当たり前ですが着物をレンタルをするのでしたら一式借りることができるのでその料金も発生します。クリーニング代もかからないのでトータルでは大きく変わりません。
2、着付けを早朝以外に依頼すると安くなる
着付けを朝早くお願いしたら早朝料金がかかる場合があります。美容院もフリーランスさんもそうですが営業開始より前にお願いする場合は時間給あたり10%割増などがあります。
3、不足物がない方が安くなる
前日までに不足物をきちんと揃えていない場合、その場で購入する必要があります。美容院さんでしたら、不足物を購入することができないので「取りに帰って下さい」と言われることもあります。
不足物を買う買わないの話でもなく、必要物は事前に確認をしておきましょう。もし足りないものがあれば不足物を教えてくれるので安心です。
着物の着付け時間はどれくらい?
約1時間強です。
内訳は、着付けに30分、帯によってはプラス10分。そして、ヘアセット・メイクもする場合はプラス40分~50分かかります。
総時間を短くする2つのポイント!
1、どのように帯を結ぶかによって変わる
帯をどう結ぶかによって時間がかかります。
振袖>訪問着:変わり帯40分>訪問着:二重太鼓30分
どのように帯結びをするにも事前相談しておきましょう。「帯の結び方について相談したい」と伝えればきちんと話をつけてくれます。
2、着付け師さんがどれくらい着物を把握しているか、忘れ物がないかによって変わる
自前の着物の場合は着付け師さんがどれくらい理解をしてくれるかがポイントになります。先に着物を送ることによってこれらの効果が得られて無駄な時間がかかりません。
- 不足がないか確認できる
- 着付け師さんが帯や着物を見ておく
- 着物類を着付けしやすいように広げて準備をしておける
3、成人式や結婚式の人気シーズンは「待ち時間」がかかる
どうしてもお店(美容室)が込んでいると待つことが多くなります。早め早めに行動していたとしても想定外のことが起こる可能性もあります。正直、これってコントロールできませんね。
他にも季節のいい時期だと交通機関が混雑することもありますし、それにコントロールできないけど自分要素なのは着物を着ての移動にむちゃくちゃ時間がかかるということです。慣れない着物姿なので大変ですよね。
着物の着付けとヘアセットに要する時間は、1~1時間半程度(ヘアセット40分くらい+着付け30分くらい)。ヘアセットは髪の長さによって時間が変わりますし、土壇場になって「着物に必要な小物が足りない!」というトラブルに見舞われることも考えられます。余裕を持って2時間くらいみておくと良いですね。
レンタルに小物はセット!?
例えば、きものレンタルwargoさんのレンタルだと一式貸してくれます。
卒業式に訪問着を借りる場合は、これらが宅配されてきます。
着物(訪問着)・袋帯・草履・バック・足袋・肌着・長襦袢・腰紐・伊達締め・帯板・帯枕・帯締め・帯揚げ・伊達襟・コーリンベルト・襟芯
なくても着物は着ることができますが、着物用の下着(和装ブラ)を付けると着崩れないのであると布に着ることができます。
着物を着るときに私も付けますが、ぺちゃーっとなります。よりぺちゃーっとなるので少し寂しくもなります。笑 他にもユニクロのカップ付きのインナーを着ることもあります。
着物を着る時には洋服と違って、ボディーラインがはっきりせずぺたーっと凹凸がない体型の方がきれいにきることができるので和装ブラをつけます。
必要なものは?~自分の訪問着を着つけてもらう場合~
例えば、卒業式に訪問着を着つけてもらう場合の持ち物です。
- 着物(訪問着など用途に合わせて。着物選びはこちらの記事が参考になります)
- 着物用の肌着(肌襦袢または裾除け。着物が汚れるのを防ぎます)
- 着物用の下着(長襦袢。着物の下に着る下着、襟から見えるものです)
- 腰ひも(2~4本あると安心。ずれにくくします)
- 伊達締めまたは、伊達巻き(2本。長襦袢をしめる役割があります)
- 襟芯(着る時に長襦袢の襟に入れることで襟もとを綺麗に見せる効果があります)
- 半衿(あらかじめ長襦袢に縫い付けておく襟)
- 帯(着物に合う帯を準備します
- 帯板(前板とも言います。かたい芯の役割で帯にシワが寄らずに整えます)
- 帯枕(後ろから見た時に帯のお太鼓を美しく形つくります)
- 帯揚げ(帯枕を固定します)
- 帯締め(帯を固定する役割があります)
- 足袋
- 草履着物バック
- 和装下着
- 脱いだ後の服や荷物を入れるカバン
そして前開きの服を着ていくと完璧です!
【時間・お金】節約のチェックリスト
最後にこちらの記事のチェックリスト的なものを作りました。
時間の節約のポイント!
- 着物は自前(レンタルをしない)
- 着物を持ち込んでどのような着物や帯なのか確認してもらっておく
- 着付け師さんが着付けやすい角度に置いてもらっておく(スムーズに着ることができる)
- 足袋は自宅で履いておく
- 前あきの服を着る(例:カーディガン・パーカー)
- 半襟は縫い付けておく
- 脱いだ服を入れるカバンを用意して脱いだらすぐに入れる
- 脱いだ服を自宅へ送るための送り状を書いておく
お金の節約
- 忘れ物がないようにする、購入することを避ける
- 事前に着物をおくり不足物がないか電話で確認する
- ヘアーとメイクは自分で行う(着付け前に終わらしておく)
- 半襟は縫い付けておく(時間の節約にもなる)
着物の着付けの基礎知識のまとめ
着物の着付けをお願いするときの基礎知識を書きました。意外と知らない持ち物や服装など、お店にお願いする前に知っておいた方がいいことが分かりましたね。
それに近年の着付け店は美容院だけでななくなってきています。おすすめのお店やお店の選び方についてはこちらの記事が参考になりますよ!ぜひ参考にされて下さいね。
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