着物を着る時に使う便利グッズの1つにコーリンベルトがあります。コーリンベルトがなくても着物は着ることができますが、うまく使えば着崩れなく美しく着物をきることができる最強便利グッズです。
- 着ていると衿が開いて着崩れているように感じる
- 着つけている段階で衿の合わせた位置がずれてくる
- もう少し衿元を綺麗にキープしたい、着崩れをできるだけ排除したい
このような方はこの記事で書いている正しいコーリンベルトの使い方を知って美しく着て下さいね!後ほど書いていますがうまく使えない時の対処方法もありますよ。
コーリンベルトの使い方
コーリンベルト【着物編】
動画を見るのが一番いいですね。まずはご覧になって使い方のイメージを沸かせるのが手っ取り早いです。
※引用:木ノ花さん
※引用:すなおさん
引用:内海美容室さん

コーリンベルトの使い方【失敗事例やQA編】
コーリンベルトを使って衿元をきれいに着たい!そう願って使い始めても先輩ユーザーの中にはこんなトラブルも。便利グッズは使い方次第なのでせっかく使うのですから、失敗なく着られるように事例をみていきましょう。
Q、使い方はあっていそうです。でも、あばら骨に当たって痛いんだけど何がまずい?
コーリンベルトをしめる位置が気持ち高いのかもしれません。もしくは着ているうちにベルトが上がったなど。位置が高いと帯を締めた時にコーリンベルトの金具があばら骨に当たります。それで痛みを感じているのかもしれません。
買ったときに長さ調整していない方は、まず調整を。調整している方は引っ張りが強いゴムかもしれませんのでもう少し緩めて試してみましょう。それでもだめならいつも付ける位置より下げて試してみましょう。
Q、コーリンベルト
コーリンベルトを使うと着物の衿がだんだんと狭まってきます。ですので、下の長襦袢の衿も見えなくなります。なぜでしょうか?
コーリンベルトを使って、着物衿が狭なってく原因はコーリンベルトの位置が高い、または、短すぎる場合が多いです。ベルトの長さを長めにして試してみましょう。
Q、コーリンベルトの位置が高いというのはどういうこと?
帯を締めた時にコーリンベルトが顔を出してしまうのでしたら、これはコーリンベルトの位置が高いという判断ができます。その場合は長めにゆるめてみましょう。
Q、コーリンベルトは絶対使わないと着られないの?
昔はコーリンベルトのような便利グッズはありませんでした。ですので無くても着物を着ることはできます。ただ、普段着物を着なれていない方はコーリンベルトがあった方が衿もとがきれいにきまることが多いです。着付け教室でも使っているところが多いのはそのためですね。
ただし、「コーリンベルトをしているので着崩れないよ」と考えるのは禁物です!着崩れるときは着崩れます。コーリンベルトは着崩れにくくなるというベルトです。
Q、コーリンベルトはいつ使うの?
コーリンベルトは着付け教室ができてから、便利グッズとして世に出てきました。そのため昔はありませんでした。なくても着られるということです。ただ、式典などでお直しがしにくい場合でコーリンベルトは威力を発揮します。衿元をぴたっと固定してくれるので、どのようなシチュエーションなのかも検討するといいかもしれません。
Q、コーリンベルトとは?
衿合わせを固定してくれるベルトです。衿元がきれいになり着崩れにくくなります。帯のようなひもではありません。伸びるゴム素材でできています。体にフィットするので締め付ける感覚はありません。またサイズ合わせをすることが簡単にできるので、壊れない限り長く使える便利グッズです。
留め具:
ポリカーボネイト100%
ゴム:ナイロン83%
ポリウレタン17%。
M寸:1,210円。30cm~58cm
L寸:1,320円。40cm~78cm
着付ベルト、着物ベルト と呼ばれることもありますがすべて同じものです。コーリン社が出しているのでコーリンベルトという名前がついています。
長襦袢用の結び、メッシュ素材で作られた夏(浴衣)用のコーリンベルト、後ろで交差していき前で留める和装じめなどがあります。種類はありますが、全て使用用途は同じです。
Q、コーリンベルトの特徴とは?
コーリンベルトは帯と違って結び目がないので楽です。ただぱちんと止めるクリップ位置が高くなってしまうとあばら骨あたりにあたって痛いのでベルトをゆるゆるで使うことをオススメします。また、衿が詰まってくることもあるので無理に使うこともありません。
コーリンベルトはゴム素材なのでついついきつーく使ってしまいがちです。若干、もしくは、ゆるゆるで使ってみるとうまくいくかもしれません。腰紐のようにきつくしめるものではないということを頭の片隅にでも。
自分好みに衿あわせをして、その位置がずれないようにコーリンベルトで止めておく程度の感じです。なかなかお直しに立てない、長時間着るなどの場合はコーリンベルトで着崩れしにくくなるので便利ですね。
まとめ
- コーリンベルトは買ってからまず自分の体形にあうように長さを調整する
- ユルユルで使うのがポイント。引っ張り合わず身体にそわすイメージ。ぴたっと固定できる。
- はだける最大限の位置でストップしてもらう位の長さで留めます
- 動画を数種類見て、使い方を確認するのが早い!
- 100均で売っている帽子クリップを代用することもできるかも!?
うまくコーリンベルト使いこなしてきれいに着物が着れるといいですね。
コーリンベルトのまとめ
私も良くやり勝ちですが、買って満足!ということがあります。着物の便利グッズなので使い方を良く理解して使うだけで着物が楽チンで着ることができますね。100年前、着物が普段着だった頃の方に「着物を着るとくるしー」なんて言ったら笑われてしまいますね。
便利なコーリンベルトが生きますように。