
こんな疑問にお答えします。
- 着物を持っての移動する便利ケース・かばんが分かる
- 実用的な理由が分かる
- デメリットもわかる
- 着物のプロがオススメするカバンが分かる
- どこで買えるのかもわかる
着物のプロや呉服屋さんオススメの持ち運び用の着物ケースをご紹介していきますね。
Contents
着物をケースに入れて持ち運びするには何が便利か?【5つパターン有】
着物専用のケースに入れる必要はありません。使い勝手と好みでOKです。
そう言われても初心者の方は選びにくいと思いますので、5つのケースの特徴を見ていきましょう。最後にメリットデメリットも比較していますのでご覧くださいね。
1、着物バック
着付けの先生や着物屋さんなどで売っている着物を持ち運ぶための専用の着物バックです。
例えば、こちらの縦長いバックが一般的です。チャックを全開し、着付けをスタートすることができます。
↑この着物バックは1.3kgしかなく日本製。しっかりしているのに軽くてオススメです。
着物バックには横長タイプもあります。形は違いますがケースはこのような着物ケースが一般的なので着付けの教室で生徒さんが多く使うバックでもあります。
向いている方
車で移動する方(手持ち移動時間が少ない方)
カバンをがばっと開けてそのまま着付けをしたい方
着付けの時間を短縮したい方

2、二つ折り着物バック
1、の着物バックの淵は固く自立するタイプですが、こちらは柔らかいカバンタイプです。和装だけでなく、洋服にも使えます。小さいように見えて容量が多く一式入ります。このまま宅急便で送ることもOK!
ただ、見かけよりも重たいです・・。
向いている方
車で移動する方(手持ち移動時間が少ない方)
スーツケースの上に置いて移動する方
しわが気になる方
洋服でも使いたい方
3、独自バックにタイヤを付ける
上の着物バックにはタイヤがないので運びづらい場合、このようにキャリーを付けることができます。300円均一にもキャリーはあります。
ただ、それなりの品質なので長く使いたい場合は少し値の張るしっかりとしたものがオススメです。
向いている方
すでに着物バックを持っている
手に持って移動する時簡単に移動したい
4、普通のキャリーケース
特に着物専用バックにこだわる必要はありません。お手持ちのキャリーバックでも十分です。
旅行にも使えますし、もちろん着物も一式入りますので1つあると重宝します。できればバック自体が軽いものをおすすめします。

向いている方
着物を運ぶだけでなく旅行にも使いたい
すでにキャリーバックを持っているのでそれを使いたい
4つのメリット・デメリットを比較してみましょう!
メリット | デメリット | |
1、着物バック | しわになりにくい工夫がされている
柄が選べる 着物にピッタリなサイズで作られている ポケットがたくさんあるので小物が移動でボロボロになりにくい 気兼ねなくそのまま宅急便で送れる |
価格がピンキリで安いと長くもつのか不安
カバン自体が重たいことがある タイヤが付いていない |
2、二つ折り着物バック | スーツを運ぶのにも使える
ポケットがたくさんあり小物が入る |
柄が選べない
着物のすべり止めがあるものとないものがある(端に和紙のような紙が付いていると着物がすべらずしわ人なりにくい) バックだけで重たい |
3、独自バックにタイヤを付ける | 手持ちの着物バックを使える
軽い力で運ぶことができる |
着物バックがずれて落ちてしまうことがある
ほどくのに時間がかかる |
4、普通のキャリーケース | すでに持っている場合新たに買う必要がない
旅行にも使える |
キャリーケースが重たい
タイヤが壊れることがある 着付けをする部屋に持って入る時にはタイヤが汚れているので新聞紙などを先にしく必要がある |
キャリーに入れる時には、風呂敷に包むとしわを防止しやすい
自分のバックに入れる場合、風呂敷に包むと何かと安心です。それにしわにもなりにくくなります。そのままクリーニングに出すこともできます。
包み方は簡単です。
- お弁当を包むようにまず片方結ぶ
- もう片方は、最初の結び目に覆いかぶせる形で結ばなくてもOK
120cm程度の風呂敷に入るもの
- 着物
- 長襦袢
- 帯
- 帯板
- 帯揚げ
- 帯締め
- 足袋
- 帯枕
- 衿芯
その他、必要なもの入れまくり包みます。
入れる順番
帯や着物を一番下に入れましょう。
草履とかばんは形が変わらないように中に詰め物をします。
着物を二つ折りケースに入れて持ち運びする中身の順番
二つ折りにする場合ケースを開いた後、入れていく順番は大事です。
しわにしたくない順番に入れていきます。最後に入れるものはしわになりやすいためです。
- 帯(6等分などにしてお太鼓部分に折り目がこないようにする)
- 着物(二つ折りなどにしてケースの端から端にして入れる)
- 長襦袢
- 肌着一式
- 草履
着物をケースに入れて持ち運びする時のヒント
着物を運ぶときにきれいなまま運ぶテクニックです。
- 帯揚げの中に、帯締めを芯に入れてくるくる巻き、二つ折りにした着物の折り目部分に挟む→おりじわがつきにくくなる
- たとう紙のまま入れない→たとう紙の中で着物が動いてしわになる
- そのまま着物を収納したくない方→風呂敷に包むんで入れるOK・風呂敷の上で着替えることもできるので便利
- くるくるした伊達締めを、草履の鼻緒のかかと部分に入れ込む→鼻緒がつぶれにくくなる
- 着物は持ち運びケースのまま宅急便で送ってもOK→ただし、草履とバックは形が変わってしまわないよう手持ちがおすすめ
- 帯板や厚紙や段ボールで代用可能。旅先では捨てられる
- 帯枕は、ストッキングの中にタオルを入れて代用可能!
着物をケースに入れて持ち運ぶみんなの着物バック
フォロワーさんへの説明が文章だと分かりにくいので、画像を…旅先に着物を持っていく時の準備の仕方です。着物バッグは重くて邪魔なので基本風呂敷に包んでキャリーに詰め込んで持っていきます。
①大きめの風呂敷の上に必要なものを準備する。②着物、長襦袢、帯、帯揚げ、帯締め、足袋→続 pic.twitter.com/qegD9oelpN— 里☔ (@silent_sato) 2019年4月28日
可愛かったので衝動買い。着物バッグ。
普段はリュックの方が両手あくし、これは着物移動用にしよう。ゴロゴロキャリーやと移動めんどくさいし丁度いいや♪ pic.twitter.com/mP1JyFd8R1— 露の眞 (@makorin1379) 2016年10月25日
引用:つばめさん
着物をケースに入れて持ち運ぶまとめ
着物を持って移動する場合、短時間ならともかく、長時間の場合はケースの中でしわしわになって着付けどころじゃなくなってしまうかもしれません。
結婚式やお茶会などで時間が限られている時は大変なことになります。
ケースに入れる順番や、風呂敷に包む工夫をする、上に書いたヒントを参考にきれいなままの着物をキープすることで、着付けに集中できる準備ができます。
小さなことなのですが、しわなく、きれいに着物が着られるとそれはそれは気持ちがいいですよね。
最後までお読みいただきありがとうございました。