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どうしてこのような着物買取ブログを書いているか?
数年前、私は押し買いされた体験があります。
出張買取で結婚式の引き出物などを買取に来てもらったことがあるのですがその時、ちょっと怖い思いをしました。
大きな声で怒鳴られたわけでも、手をあげられたわけでもありません。
言葉では表現が難しいのですが、驚いて怖いのではなくじわっとくる恐怖感。おじさん査定人の目が怖い、動物の感なのか、異様な雰囲気を感じて怖かったです。
当時でもいい年齢でしたが、おじさん査定員が帰ってすぐに母に電話したほど怖かったのを覚えています。
二度とこんな思いはしたくないと着物を売る時に気を付けたことをお話しします。
未だにこのような会社が残っているとは信じがたいのですが、何か少しでもあなたのお店選びに役立つと幸いです。
どこかに、「私だけは大丈夫」という自信があった
恥を恐れて言うと私はネット詐欺にもあっています。損害は16,000円でした。自分はしっかりしている。私は被害にはあわない、それくらいわかるし、断る時には断れる!と思っていたのが間違いでした。
変な自信があったからこそ、押し買いにあったときの恐怖が忘れられません。
ちょっと長いですがお付き合い下さい。
押し買いされることになったきっかけ
数年前にここに引越してきました。当時は土地勘もなく友達もいません。
でも、結婚したときに頂いた引き出物がとても場所をとっていたので、どうにかしたくてネットで引き取り先を探していました。
当時は車もなく、エレベーターなしの3階だったので出張買取しか選択肢はありませんでした。
「わざわざ来てくれるだなんてなんて便利なんだろう!」と心の底から思っていました。
携帯から検索すること数日。
検索することにも疲れていたので、HPがきれいなところで電話対応が良かったところに「ここにお願いしよう」となりました。
後悔ポイント
後で分かりましたが、電話がかかった先はアウトソーシング会社だったので、感じが良いのは当たり前のことでした。
夫は平日遅くまで仕事をしていますし、土日には他の家具を見に行きたくて、平日私がひとりのときに、買取を希望しました。
「ピンポーン」と鳴り穴から確認したところ、一見普通のおじさんが立っていました。
ただし、ドアを開けてみるとワイシャツもジャケットも着ていないジャンバーを着たおじさんがたっていました。
後悔ポイント
ここも後悔しています。ドアを開けたとき雰囲気を見てちょっと違和感を感じていましたがその感覚をスルーしてしまいました。
私は以前、接客経験やお客様相手の仕事をしていたので服装には気を使っていた方です。
お客さんの自宅に上がるのにフラな恰好をしていることに違和感があったのは間違いありません。
でもわざわざ買取に来てくれたし、と思いなおしドアを開けました。
名刺をみせてもらい軽い挨拶をしました。
私は玄関から中に入れたくなかったので予め、玄関に買取希望の品をすべてを置いていました。
商品を指して「こちらですけどどうでしょうか、お値段付きますか?」
と聞いたら、
「中でいいですか?」
と言って、私が返答していないにも関わらずどんどん入ってくるではありませんか。
もっと押し切ればよかったナイスなポイント
他人を部屋に入れないでおこうと準備していたのは良い選択だったと思います。でもおじさんはプロ。私の返事を待たずに強引に中にぐんぐん入ってきました・・。ここが一番怖かったです。
そのあたりでぞくっと怖くなってきました・・
「結構中は広いんですねー」とか言いながらじろじろと見まわすんです。
後悔ポイント
お金になるようなものがあるか、どのような家柄なのかなど見渡していたのでしょう。今思い返してもぞくぞくします。
リビングテーブルにどーんと座ったので、見るものだけみて早く帰ってもらおうと思って
玄関から買い取りしてもらいたかった品物をリビング机まで運んできました。
査定がはじまりました
見てもらいたかった品の査定自体は10分程度でした。
明細を見せてもらい返事をする前に、お金を見せられた時に、私も私で「お金になった」という嬉しさが出てきました!
このような買取体験は初めてだったので、不用品がお金に換わることで恐怖感が薄らぎ安心感にすりかわりました。
後悔ポイント
これもおじさんの作戦だったのでしょう。先に、要らないものがお金になるよと思わせて、今度はおじさんが本当に欲しい金目のものを物色しだしたのです。
気を許した私の様子に予定通りという感覚さえあったのかもしれません。ここからますますおじさん査定員のやりたい放題になります。「他に要らないものはないですか?アクセサリーとか、もう使ってないものは?」
このあたりからため口になってきました。
「ねえ、ある?どれ?持ってきて。」
と言われたのですが、私はアクセサリーに興味がないので本当にありません。
でも、おじさんは引き下がりません。
「旦那さんのネクタイピンとかは?ない?」と。
私も使ってないものがお金になるならと旦那のネクタイピンなども入ったアクセサリーボックスを箱ごと全部持ってきてしまったのです。
後悔ポイント
ボックスごと持ってきたことを後悔しています。ないなら、「ない」と言い切る。何度も言い切る。あるなら、売りたいもの1点だけ持ってくるとよかったと思っています。
もう、雪だるまが転がって大きくなる感覚です。
おじさんは、私が査定してくださいとアクセサリーを差し出したわけではないのに、
アクセサリーボックスからこれをみてみましょうか。「査定だけね。いくらになるのか見ましょう」と言葉巧みに、査定をはじめてしまったのです。
私も普段使わないので忘れていたのですが、中には祖母から譲ってもらったアクセサリーがありました。
それを見つけて、
「もう時代も古いですしこのようなタイプのネックレスはちょっと古い感じがしますよね。時代遅れというか・・これを買取るので、今どきのものを買う方がいいと思いますよ。」
後悔ポイント
もう本当に帰って欲しかったので、査定額はいくらでもいいから帰ってくれと思っていました。今では祖母の形見を売ってしまったことを後悔しています。買取額も半額以下でした。(あとから別の店で聞いたらもっと高い査定額でした)
まだまだおじさん査定員の勢いは止まりません。
旦那様のネクタイピンは・・といいながらボックス内を見渡しはじめました。
さすがに私も旦那のものは「了承がないと売れません。」と言ったのですが、査定だけなら大丈夫ですよ!といって私を無視して査定をはじめました。
すべての鑑定金額を出して、キャンセルもできますのでと言っていたことともう、後どれくらい居座るのかわからない恐怖、子供のお迎え時間が迫っていたのでもうとっとと帰ってほしく、旦那には内緒でネクタイピンを売り、帰ってもらうことになりました。
旦那よ、ごめんね。主人は今でも探しています・・
後悔ポイント
人を信用しすぎました。日頃、他人を自宅に入れないのでなおさら怖かったです・・・
私は査定のときに、リビングまで入れないし、嫌な時は断ればいい。私は断れる日本人よ!と思っていました。
でも、身体の大きな威圧感のある男性が来たら恐怖が先にきて何も言えなくなってしまいました。
着物の買取で、自宅へ出張買取を依頼するときの教訓
今回のことで学び、着物買取を選ぶときに学んだことをリストアップしました。
- ネットの情報は絶対に鵜呑みにしない、信用しない
- 買取実績がたくさんある業界大手の買取店に依頼する
- 一人の時には買取に来てもらわない、せめて女性にする
- 気持ちの中で、「いつ断ってもいい」嫌われてもいいという軸を持つ
- できれば玄関先から入れない
- バットなどいつでも戦えるものを置いておく
- 法律を知っておく
ネットの情報は絶対に鵜呑みにしない、信用しない
インターネットにある情報はうそ100%で書くことができます。電話対応だって、本当のところ良くわかりません。お店選びに失敗しました。自宅に出張買取に来てくれるのはらどこも同じと思ってしまっていました。お店選びは慎重に。
買取をたくさんしている大手の買取店に依頼する
私よりも先にたくさん買取をしてもらっている人が多いお店で、最大手にお願いすることで安心を買えます。買取金額が100円安かったとしても安心には変えられません。
一人の時には買取に来てもらわない
できれば男性がいる曜日に買取してもらいましょう。
気持ちの中で、いつ断ってもいいと思っておく
こちらに主導権があることを忘れず嫌われてもいいという気持ちを持っておきましょう。気持ちが折れないことも大事。断る時は断る勇気を持つべし!
できれば玄関先から入れない
玄関から中に男性が入ってくることは言葉にはできない怖さがありました。
できれば玄関先で査定してもらうという選択肢がオススメです。
バットなどいつでも戦えるものを置いておく
無いと思いますが、念には念を入れて万が一のことを考えて身を守れる武器を用意すると少し安心かも!?
法律を知っておく
いざとなったときに出せる法律を知っておくこと、相手が一番嫌がることを武器に着けておくと自分も安心です。
買取詐欺のようなトラブル体験のまとめ
過去の自分の押し買い経験から着物を買取りに来てもらうときには学びが多くありました。もしかしたら、ぼーっとしている私だからこのような目にあったのかもしれません。ここまでやる必要もないかもしれませんが、今の時代何があるかわかりません。
お店選びというポイントでとても慎重にお店を選び、万全の体制で臨んだのが買取をお願いした業界最大手のバイセルさんでした。
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私の経験が少しでもお役に立てると幸いです。